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ー特別編ー就職27年目にして退職を決めたボクの決意とは(その5)

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(その4より続く)

実家での居候生活が始まって約1か月の5月末、ボクにとって大事件が降りかかる。

 

ある土曜日の朝、一戸建ての実家でずっと使われてなかった2階の和室を拠点にしてい

たボクは。何も考えず階段を普通に降りていた。

 

いや、今思うと普通ではなかった。

 

いつも歩行時に装着するはずの足装具もつけず、しかも朝一というころもあり、半分寝

ぼけていたのもあったのだろう。

 

階段もあと3段で終わりというところで、な、なんとバランスが崩れ、臀部を軽く階段にお尻から座り込んだ、つまり、軽い尻もち、いや、軽くストンとお尻が落ちた感覚。

 

すると、「バキッッッッッ!!!!!」

何とも言えない体の中から劇音が!!

 

「何だ!???」と思った直後からとてつもない激痛が自分の右足を走っていくのを感じた!!

 

それは同時に何とも言えない「不安」という暗雲があっといいう間にボクの頭中を覆い尽くした。

 

「やばい!!」と思った時はすでに遅し。

 

そこから立ちあがろうにも、痛すぎて立ち上がれない。

ましてや、歩くなどとんでもない!!という感じ。

 

それは「自力の移動不可」ということを決定づけた。

 

1階のベッドで寝ていた父親がこの事故時のボクの異変に気づき、そこからは死角で見えない場所から「どうした?大丈夫か??」と心配な声掛けが。

 

とたんに、父に心配かけまいと思ったボクは返事こそ明るい何でもないような声で「うん、大丈夫大丈夫!」という言葉を発していた。

 

しかし、立ち上がりもできないボクは、座りながらそのまま後ろ向きにさっきまでくつろいでいた2階の部屋まで、なんとか精一杯の力出して必死に来た道を戻っていったのだった-。

 

痛みをこらえながら・・・(泣)

 

さて2階部屋へ戻っても、和室だけにそのまま地べたに座るのだが、これが激痛でなんとも普通に座れない。

 

ボクはすぐ横にあった机に手をついて、なんとか右足をかばうようにして座ったものの全く痛みはひかず、思わず脂汗が出るほど。

 

そこで結局数時間そこからうごけず、トイレに行くのもおっくうになるほどの痛さで、その日は結局のた打ち回って終わりました(笑)。

 

さらに追い打ちをかけたものは、その日が「土曜日」だったこと。

 

自分の中では、この時点では骨折とは「まだ」認めていないということもあり、病院へ緊急でも行こう!とはならなかった。

 

なぜなら、自分の主治医の外来診察担当日が毎週月曜・火曜だという理由にこじつけて、とりあえず今日明日の土日を様子を見たいというかすかな望み(⇒一晩足を休めたら、歩けるようになるんじゃ・という、今思うとありえない期待(笑))をかけて、とにかくなんとかそれまで乗り切ろう!と考えた。

 

とにかく、この痛みをなんとかしなくては!とまず行動したのが、頓服用で持っていた市販の鎮痛剤を飲み、気慰め程度の痛み抑えで、どんどん熱感を帯びてくる右足を恨めしそうに凝視していました・・・。

 

階段上り下りするにも、というか、そもそも階段上り下りできないでしょ!っと突っ込まれるような状況(笑)ながら、なんとか立たずに、しかも痛みを最小限に座りながら階段を上り下りする方法を自己流に編み出しました(笑)。

 

そんな日々に限ってなかなか時間のたつのが遅い!のですが、なんとか迎えた翌週の月曜日。前述のように私の通院している大学病院主治医である整形外科担当医の外来受診日だったのですが、「まあ、明日火曜日もそう(受診担当日だし・・:)という恐れと甘えが出てしまい、結局その日も病院に足を向ける勇気はでなかった。

 

そして迎えた火曜日!今日をやり過ごすと結局入院レベルで受診することになれば、色々時間もかかるし、厄介なことになるっ!とボクは覚悟した。

 

その日は寄りにもよって、朝から結構などしゃ降り(笑)。

 

しかしそうも言ってられない、かといって事前電話をしても今日は予約一杯だろうし、すぐには予約できないことは百も承知だったので。飛び込みでなんとか午前中で締め切ってしまう受付時間に間に合うようにして、なおかつ松葉杖でぐらぐらの右足をかばいながら電車に飛び乗った(笑)。

 

しかも単身だったため、ヘルプする人もいない中、もう今ではどう乗り切ったのかわからないくらいのシビアなものだった(笑)ー(その6へ続く)。