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ー特別編ー入職27年目のボクが退職を決意した理由とは(その7)

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(その6より続く)

さて、再度病院に再入院することになった当日、ボクは骨折して全体が内出血で腫れ上がった右足に重心をかけないように、なおかつ最低限にまとめながらも重くなってしまった入院の重い荷物をリュックに背負い、往路を急いでいた。

 

今まで電車で空席の保証のないまま利用していたが、今回ばかりは座っていかなければ足がもたない緊急事態ゆえ、まずは満席にはなりにくいバスのみを利用する作戦でルートを開拓、ほぼ電車を避けれる方法を見出し、いざ出陣。

 

が、早速自分をたちはだかる壁が!それは高速バスの出入り口の段差。

 

]思いのほか高く、杖を支えに上ることはできず、一瞬杖を脇にはさみこみ、バスのどこかに手をついて腕の力で体を持ち上げるという荒業に出た(笑)。

 

今振り返ると、我ながらよく一人で行けたもんだというほど、体幹バランスが問われるものであったが、普段より体幹バランス運動を行っていたことが功を奏したようだ。

 

3回ほどの乗り換えを経て、なんとかかんとか病院へたどり着いたのだった。

 

その時病院の車椅子を見るなり、すがりつくようにボクはすわりこんだ。

 

ほっとした。とにかくほっとした。

 

車椅子がこんなありがたいことはなかった。

片足を乗せながら、しかも前へすすめる。こんなに楽な方法があったのか?

と再確認できたのだ(笑)。

 

そんななかで週明けの病院らしくごったがえした空気の中で入院手続きを済ませ、荷物カートも借りて自分のずっしりした荷物を入れて押しながら、片方の障害の無い足でこぎながら車いす自走で、整形外科病棟へ無事入院した。

 

さあそこからの1週間後の手術まで、つかのまの快適時間ながら、今思うと長かった~(笑)。コロナ対策のPCR検査も異常なく、あとは手術を待つだけだったので、早くやってしまいたい気持ちと、やはり手術は怖い、逃げ出したいといった気持ちが交錯していた。

 

そんな手術待機期間も終わりをつげ、いよいよ再手術当日。いつものように、下剤を使ってでも腸の中をからっぽにさせられ、いざ手術室へ移動。ボクはこの時が一番緊張する。手術台へ乗せられ、血圧測りながら点滴をとり、徐々に入れられる麻酔が効き、うとうと意識がなくなるまでの間、ばくばく心臓がなっているのを感じる。

 

さあ、覚悟しろ!と言わんばかりに(笑)。

 

そして、ボクの中でははかない夢を見させられている間に(笑)3時間ほどの手術がおわった。予想どおり、ありとあらゆる管が体につながれている。やはり身動きがとれない。まあとりあえずは、無事手術は終わった・・・。

 

こうなったら、ほぼ8割がた恐怖は減る。もうこっちのものだ(笑)。

 

ただ、ここからが今までと違う「戸惑いの」リハビリの日々がボクを待っていたー(その8へ続く)。