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27年前のボクは社会の何も知らなかった26歳の若僧だった。

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(前回その1よりつづく)

さて、入職後半年経った1995年の秋から、ボクの心身に異変が起き始めた。同じ職場内の配属フロアの異動をしてからだ。

もともと子供時代から、学校のクラス替えなど自分の取り巻く環境変化というのに弱かったと思う。

必ずといっていいほど環境が新しくなってからしばらくすると、なかなかなじめずに学校へ行きたくない病にかかる。いわゆる「5月病」といったところか。

その度、無理くり学校へ行かせようとする母親をいかに仮病などでいいくるめて、今でいうプチ登校拒否などをやらかしていた。

しかし、根が気が弱いこともあり、そうもしてられないという罪悪感にさいなまれ、意を決して学校へ通ううち知らぬ間に慣れていくのだが、そのころにはすでに1年たっており、またクラス替えというサイクル(笑)。

でも、今回は初めての社会人としての環境変化になじめない事態。学校みたいに休むにも他のスタッフに迷惑がかかる。そのため、なんとか頑張っていくのだが、だんだん昔できた業務でさえ、パニックになりできなくなっていった。

その度、最初は他の慣れたスタッフの人にカバーしてもらいつつこなしていくのだが、それがまた焦りやプレッシャーを募らせる悪循環に陥り、さらに自分で自分を追い込んでいった。

スタッフの中にも、合うスタッフと合わないスタッフが出てくる。合わないということは「苦手」ということだ。ある日、その合わないスタッフとの2人夜勤の日があった。当日になって、何ともいえない恐怖と不安に襲われたボクは、そわそわ落ち着かなくなり、本当に出勤できなくなってしまい、直前で迷惑覚悟で、体調不良の欠勤連絡をしてしまった。

その時の休んだあとの罪悪感は今になっても、胸がしめつけられるほど苦しくなる。

そうやって、それまで入職以来支えていた仕事への熱意とやる気はどこかへ消え失せてしまい、社会人1年目の年末ごろまで苦悩の日々が続いた。(つづく)